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デザイン都市ブラジリア

ブラジルの首都、ブラジリアは世界遺産でも有名な、世界随一のデザイン都市です。
ブラジル人建築家ルシオ・コスタの設計によって、それまでほとんど何もなかったセラード地帯に、十字型に交差した2つの巨大な軸を引くところから計画は始まりました。
プラーノ・ピロット(Plano Pilot=パイロット・プラン)と呼ばれるこの計画は大きな飛行機のような形になっており、縦軸が官公庁や産業・ホテル地区、横軸が住宅地区となっています。

そしてブラジリアでは、プラーノ・ピロットの機軸部分をはじめとして、2004年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した世界的建築家、オスカー・ニーマイヤーの建築を多く見ることができます。

ブラジリアは1956年、ブラジリア遷都をスローガンの一つとして大統領選挙に勝利したジュセリーノ・クビチェッキ大統領が「50年の進歩を5年で」という強烈な熱意で建設を開始、1960年4月21日に予定通り遷都を行いました。
何も無い赤土の土地に十字の線を引き、わずか4年で首都を造るというスケール、他に類を見ない未来型の建築とそこで生活する人々の暮らしが生むギャップ。
ブラジリアの魅力は、ブラジルという国を色々な意味で凝縮したその姿にあるのかもしれません。

ジュセリーノ・クビチェッキ:JK
「50年の進歩を5年で」とブラジリアを造ってしまったジュセリーノ・クビチェッキ大統領は、JK(ジョタ・カー)と呼ばれ今も市民から慕われています。
タクシーの運転手さんは、「あれがJK、あれもJK」とシンボルにもなっている橋や、銅像を指差して教えてくれました。
昼夜問わずの建設を強行、強烈な政策ゆえ、その後深刻なインフレを引き起こしたりと功罪あると思いますが、建設からわずか40年で世界遺産に登録される極めて異例な都市を今に残してくれたことは、素直に感謝したいです。